ストレス!接客業に笑顔は要らない、あなたのままでいること。

ストレス!接客業に笑顔は要らない、あなたのままでいること。

接客業が辛いと言われるひとつに、

『笑顔が作れないから辛い』という方が多いです。

実は私は、『笑顔を作れない人ほど』良い販売員になる、と思っています。

 

そもそも当たり前のように『接客業は笑顔が大事』と言われますが、

それは昭和の名残で、

アパレルの教育が未だ古いということを物語っています。

 

客に媚びへつらい物を売っていた昭和という時代があり、

客は勘違いしてしまったんです。

 
あ、私、神様なんだった。じゃあ店員は笑顔でおもてなしして当然ね

というふうに。

「いらっしゃいませ(^-^)」と話し掛けても、

客なら目も合わせず無表情で無視しても当たり前、という文化。

 

それは『対等』じゃなくて『上下』を一方的に決められている中、

『何も無いのに笑顔を作る』だけでも大変なのに、

その結果、無視までされると

自分の存在を否定されてるようなショックを受けますよね。

 

たかだか時給にして1000円そこらで、

こんな人権踏みにじられるようなことさせられて、

なんだかみじめな気持ちになる人もいるでしょう。

 

だけど、初めにやらされる基礎が『笑顔』であるが故に

意味のない笑顔を繰り返し練習させられたり、干渉されたりする。

こんなことでは、

早々に心折れてしまう人が多いのではないでしょうか。

そもそも『笑顔』は料金に含まれていない

そもそも、お客さんが払う代金は、

商品代(もしくはサービス代)です。

 

欲しい商品や情報と引き換えに払っているお金です。

そこに『従業員の笑顔』は含まれていません。

笑顔を強制とするのであれば、客から笑顔料を取らないと、商売として成立しません。

 

笑顔は売り物として料金をもらってないにも関わらず、

理由も無いのに『笑顔を作りなさい』と言われ、

一日中笑顔をひねり出して振りまかないといけない、という不自然な行動

心が疲れないはずがありません。

 

 
魂売ったみたいでイやよね。

そう、『理由も無いのに笑顔』と言うのが最大の地獄ポイント。

よく、『歓迎感を出すために』と言いますが、

歓迎してるのは企業だけです。

 
買うかもしれないからね。

販売員からしたら、自分が関わることになりそうな相手が

まだどんな人か解りもしないのに歓迎はしてません。

怖い人かもしれない、嫌な奴かもしれない、という警戒心があり、

観察してる状態ですよね。

 

「いらっしゃいませ」と挨拶をするのはギリギリ礼儀の範疇かな、

防犯のためでもあるし。

 

でも、理由が無い笑顔は必要ありません。

 

作り笑顔を意識すればするほど不審な言動になったりして、

お客さんにも警戒されたりね。

 

自分だって好きでそんなことしてないし、

もう、逃げ出したくなりますよね。

 

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『笑顔が無い』というクレームが正当化されて良いはずが無い

商品不良や必要な対応への過失はクレームになっても仕方無いものです。

必要な料金を払っただけのリターンが得られてないということなので。

 

ただ、料金に含まれてない『笑顔』が無いことに腹を立てる客なんかに頭を下げなくて良いと思います。

 

会社はもしかすると謝罪を求めてくるかもしれない、

どうしても不本意だけど、

謝らないといけない場面が出てくるかもしれない。

万が一そうなっても、心の中で思っててください。

 

 
これは私が悪いわけじゃなくて、客自身の問題。
考えてみてください。
 
見ず知らずの店員に笑顔を『強く』求めてくるって・・・
よほど普段誰からも笑顔を向けられてないのでしょうねw
 
そういうこと言ってくる人って、
人生に疲れてそうな人間でしょ、
見てみてくださいよ。
身なりもどこか不潔っぽかったり、調子ハズレだったり。
人相に不穏な感じが出てたり。
 
多分アイツ、自分のテリトリーで上手くいってないわって感じの(笑)
 
身なりがキチンとした上品な方のほうが
優しくて人当たりが良いのは言うまでもありません。
 
逆に身なりが良くてお金持ちそうでも、そのぶん横柄な人、というのもまた
お金や利害で人付き合いしてる故に、
ナーバスというか、疑心暗鬼で神経質な人もいますよね。
 
そんなメンヘラが怒鳴りこんできても深刻に捉えたり
あなたが自信を無くすことは無い。
 
ましてや気にしすぎて精神疾患で休職に追い込まれたり、
せっかく頑張ってきた仕事を辞めて仕事を棒に振ることは無いんです。
 
カスハラという言葉が広まり、
行き過ぎたクレームに関しては、
企業もとりあえず一度謝っといて受け流す、というか
少しは理解がある時代になってきたのかな、という気もします。

『笑顔が無い』ことはデメリットもある

ただ、

笑顔を見せないということにはデメリットもあります。

 

それは

・料金を貰ってる商品や、同じく料金を払ってるサービスに欠陥があったときに、客の怒りが倍増する

・提案力が無ければマジで仕事出来ない人になる

とくに二つ目の項目です。

 

愛嬌があれば、能力が無くても許されることは多々あります。

接客業における『笑顔』は、ごまかしにも使えます。

例え提案が間違ってたり迷惑かけたりしても

「感じが良いから買う、感じが良いから許す」

という人もいるのです。

 

本来の料金をいただいてるほうのサービスの提案もできないのに

その上愛想も悪いと、

客に「あーやっぱりね」と見られるばかりか、

上司にも「良いとこがひとつもねーな。向いてないし辞めてくれていいわーやる気もなさそうで育てられないし、お手上げ!」

って思われる。

 

『笑顔』は技術が何一つ無くてもできるものとされてるため、

それができないと、「やる気ない」って思われてしまうから、

今できないばかりか、これからもやろうとしてないんだ~!って思われます。

それだと上司からも客からも風当りキツくなりますね。

 

笑顔のなんてしなくていい

企業が『イメージ』にこだわるひとつには

『内容よりイメージでなんとなく・・・』という多くの日本人に買ってもらうためです。

「感じが良い人に弱い」というのは、

日本人はとくにあるような気がしますね。

 

その『感じが良い』と『下手に出て媚びて好感を持ってもらう』が

指導者側も見分けがついてないのでしょう。

 

今頃はお客だってそんなにバカじゃないしシビアなので、

『感じ』だけでなんとなく買ってください、お願いしますっていうのは

それこそ客を舐めてる気がする。私は。

 

では、結局どういう人が感じが良いか??

私は、

楽しいときや嬉しいときに笑える、正直で人間味がある人が最高だと思います。

AIが接客するようになったと言われるからこそ、

AIにできない接客が出来る人の価値もまた上がる気がしています。

 

再三言いますが、

表面だけ良い人を演出するための不自然な笑顔は要りません!

 

 

実際、一緒に働いた人で

どっかで習ったような大げさな笑顔する人で売る人間なんか居ませんでした(笑)

笑顔の練習なんかしなくても、

楽しいときや嬉しいときにそのまま出る笑顔で良いのです。

 

だから私が笑顔になるのは

お客さんと話して、「ああ、この人悪い人じゃないな」と思ってから、なので

それこそ『人によりけり』ですよ。

合う人も合わない人もいるし。

笑うか、笑わないか、決定権が自分にあることが大事!!!

 

両者「ありがとう」と言い合える気持ちの良い接客

私も、挨拶の時点ではほとんど笑顔を見せない人間ですが、

帰りにはお客さんと「ありがとう」と言い合っていて幸せな気分になることが多々あります。

どうやってそこに行きつくか、

簡単です。

 
真っ当に自分の仕事をする、これだけw
 
私の場合は、アパレル販売員なので、
服の説明や、スタイリング提案など、
お客さんが購入に至るまでのサポートですね。
 
そこで変に
「おもてなし!機嫌取らないと!笑顔!」みたいな雑念は一切ありません。
むしろそんなこと気にしてたら
本来の提案の仕事に差し支えますよ。
 
きちんと提案してれば、お客さんの見る目が変わっていきます。
「あ、この人解ってるな、すごいな」と思ってさえもらえれば、
そこで初めて店員は『下』じゃなくて
『同じ』か『上』に見てもらえます。
そうなったときに初めて両者笑顔で話してたりする状況が生まれます。
 
作り笑顔を練習するのと、
提案力に自信をつけるの、どっちが良いですか??
 
笑顔の練習が嫌だ!って人は、
上記のルートで両者笑顔になるまで頑張ってみてください。

会話の『笑いどころ』には敏感でいよう

最後に、

『笑わせられるのではなく、笑う』ために、

お客さんとの会話の中に笑いどころを見つけるのは上手くありたいなと思います。

 

のほほんとした穏やかな話で笑える人もいれば、

毒舌な笑い、コミカルな笑い、など

人によって違うので、

どんな角度にも笑えるたくさんの視点やユーモアが必要です。

個人的にはそれはもう

色んな本や映画、作品を見て

視野や感情の幅を広げることが1番良いです。

 

年齢を重ねて色んな体験をしたら自然に広がるものもあるし、

すぐにとはいかないけど、

意識すれば必ず色んな体験や見たものは自分の中に吸収されます。

 

これがまんべんなく出来るようになれば、

売れるどころか、

どんな人と出会っても心の距離を詰めやすくなります。

 

そして、お客さんとの会話に

笑いどころを見つけたら笑ってあげる=笑顔のある店員、になります。

 

しかも、理由が無く媚びて笑ってくる人よりも、

会話を楽しんで、理由があって笑ってくれる人のほうが

正直で人間味があって、良いでしょう。

 

だから私は

『笑顔が作れない』『こんなのバカバカしい』と悩んでる販売員こそ、

これからはますます希少価値となる

人間にしか出来ない、血の通った接客が出来る素敵な販売員になると思います。

どうか、頑張ってみてください。

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