アパレル店員の『お客様は神様』を平等にする方法
昔から『お客様は神様』という言葉があり、
その意味は割愛しますが、
正しい意味で世に出回っていません。
自ら『自分は(買っても買わなくても)神様なんだから手厚くされるべき』
と思い込む客を量産し、
また、
企業がスタッフを教育するために都合良く使った言葉でもあります。
それにより、スタッフは
買う買わない問わず、すべての『お客様』に
誰もが納得のいくハイレベルなサービスをすることを求められ、
私は20年以上接客業に従事してるにも関わらず、
そのように思ったことが一度も無いので、
心が疲れてしまった人、
接客が嫌になってしまった人に、
ちょっと自分で出来る簡単な切り替え法をお伝えします。
なるべく『お客様』と呼ばない
まずはコレ。
小さいことですが、接客中は基本的に『お客様』と呼びますが、
接客してない場面やスタッフ同士で喋るときは
私はいつでも『お客さん』です。
意地が悪い無能な上司に、
試着室でお客さんの靴を揃えない
これ、私コロナ禍からずっと続けています。
普通に、嫌じゃないですか???
昔は自分も、何だか嫌だなと思いつつやっていたし、
自分が買い物に行ってお客として試着するときも
店員さんに靴を揃えられることに申し訳ない気持ちになりました。
試着をさせてあげて、
お客さんの荷物を触らない
お店に入ってきたお客さんに私たちが提供するサービスは
服を試させてあげて、
服のアドバイスをして差し上げることです。
『居心地を良くするため』などもっともらしい理由をつけて
本来、販売員の域を超えたことまでしなくてもいいのです。
よくあるパターンで、
お客さんが自分の荷物をどこにでも置き、
置いたままウロウロすること。
先日、スタッフの子が
必要以上に媚びなくてもクレームにはならない
上記で上げたような例で、
実際にクレームが起こることは無いです。
客層などにもよるかもしれませんが、
私がアパレルで働いてる20年以上で、
「靴を揃えてくれない」
「自分が投げてた自分の荷物を持ってきてくれない」
「自分の持ち帰る服を自分で入れさせられた」
などというクレームは一度も聞いたことがありません。
これらは『企業側』が勝手に良いと思い込んでマニュアル化してることで、
そのほうが良いはずだ、と皆さんにも信じさせ、過剰サービスをさせてるだけのこと。
本来お客さんが強く望んでもないし、しなくていいことです。
もちろんこれらのことをやめるだけで
自己肯定感が爆上がりするわけではないですが、
『必要以上にへりくだる』という、
人間として自分を低く思ってしまいそうな
無意味な媚びをしなくても良いだけで、
接客がだいぶラクになります。
このように、まだまだあるはずですが
『本来なら必要ないでしょう』ということに目を向けやすくなるので、
それをいかに止めていき、
本当に必要なサービスの質だけを高めること
私たちであれば、
服やスタイリングの知識や
それを伝えるコミュニケーション能力を磨くほうが
お客さん、会社、何より自分のためにもなります。
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過剰サービスを強制してくる上司や先輩
過剰サービスが心身に悪い上に独りよがりであるかもしれないというお話をしましたが、
実際のところ
上司や先輩の目が怖い!注意される!という職場もあるでしょう。
本当はココこそが、
日本のサービス業を歪めてる諸悪の根源ですが・・・
会社全部がそうというマニュアルであれば従うしかありませんが、
少人数規模だったりすると
案外覆せますw
店舗内なり社内なり、トップクラスの売り上げを取るのが理想ですが、
無理ならその上司よりは売るw
そしたらその注意が負け犬のひがみにしか聞こえないので
自分を貫いて注意されたとしても
「それ売上に関係ないですけどねw」って。
やってるアンタは私より売ってますかって!!!w
そう思いながら
「あ~忘れてましたw」とか言っておけば良いし、
いつも売り上げ上位キープしてたら
そんなこと誰にも言われなくなる日が来ます。
みみっちいサービスに気を取られず、
販売員として最高のサービスが出来ますよう
応援しています!
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