ショップ店員にも多いストレス の病『適応障害』3ヶ月で克服した私の場合
私は、今でこそ何も不満無く幸せに働けていますが、
数年前、適応障害になりました。
今でこそ、色んなきっかけで自身の生活や仕事に不満を感じる人が多い、
いつ誰がなっててもおかしくないスタンダードな病気になりつつありますよね。
自分が適応障害になったとき、
医師や経験者などが助言してくれる適応障害に関連する色んな動画を観て、
どんなふうに克服できるのか必死で調べました。
ほとんどの動画や体験談には、「ゆっくりでいい」なんて優しい言葉が溢れていますが、
「ホントだね、頑張らないことが大事」と思えるほど
私は素直ではありませんでしたw
いや、実際、困るから!!!!(*´Д`)というタイプ。
仕事を休んでるとお金が減っいくし、
社会的な感覚、働くという感覚を失わないうちに早く仕事に復帰したかったのです。
私が適応障害を克服するためにやったことは、
あまり動画などでも見かけなかった内容なので、
人によって「合う・合わない」があると思いますが、
数ある方法のひとつとしてお話ししようと思います。
メンタルクリニックはあくまでも補助。立ち直るのは自分で。
私が適応障害になった原因は、
簡単に言うとよくある職場の人間関係です。
はじめの2週間はどん底でした。
食べれない、寝れない、誰とも連絡取りたくない、真っ暗な部屋でベッドに入って時間が過ぎるのを待つだけ。
その状態で先ほどお話しした、適応障害関係の動画を観てばかりでした。
メンタルクリニックも週に一度は行ってましたが、
いかんせんこのご時世で患者が多いせいか、
泣くでも喚くでもなくボーっとしてるだけの私は優先順位が低かったのかw、
カウンセリングがいつも秒で終わっていました。
そんな歯がゆい思いで、毎回薬だけ貰って帰ってました。
『ジェイゾロフト』という、
1日1錠飲むだけの一番軽いとされるものを飲みました。
薬が効いてくるのが2週間くらい経った後、と言われていて、
告知通り2週間経ったら薬が効いたのか、
やっと親友や家族とぐらいは話せるようになり、
それなりにゆったりと過ごしましたが、
それでも「とりあえず何かしないとなあ」と、葉っぱをかける自分もいました。
転職活動で気を紛らせつつ、
今回メンタルを病んだ原因についてとことん考えて、
気持ちを整理できたのと同時に仕事が決まり、
立ち直るまでちょうど3ヶ月でした。
「休め休め」と言われて誰も急かしてくれないけど、
自分は2,3ヶ月で立ち直りたい!と決めていたので、
ダラケ過ぎたら本を読んだり求人見たり面接入れたりなどして少しでも前進するように、
少しですが自分で自分を急かしていました。
感傷に浸らず思考フル回転でとにかく1歩ずつでも前に進む
適応障害になって、毎日仕事や時間に縛られずゆったり過ごせましたが、
先ほど書いたように、身体はダラダラしていたものの、思考は常にフル回転でした。
相変わらずクリニックでは巻きの診察(5分くらい)で、
薬は飲み続けてましたが、
診察と薬だけでは治らないことを確信していました。
だからそれだけで満足せずに、
自分自身でも何か他にできることは無いか考えていました。
あくまでも私の場合ですが、
「自分が可哀想、こんなふうになってしまった、私はダメな人だ、私を傷つけた人が憎い」という、
『何の解決にもならない堂々巡り』はすぐに飽きました。
そのかわり、
脱出ゲームのように「クッソ~、どうすればここから出られるんだ?!」と、
感情は抜きにして、どうするべきかずっと考えていました。
まず「何もしていない」という状況を作らないために、
エージェントの登録はしておいて、
チャンスや機会が外から舞い込む可能性だけでも作っておきました。
これだけでも一歩前進&保険かけといた、みたいなもんです。
エージェント登録に関してはこのブログでしつこく言ってるので、
こちらの記事から適当に探してください。
もう限界!アパレル店員、今こそ水面下で転職活動しよう! Xを見てると、 アパレル販売員に対する酷い扱いは 何年経っても変わってない、と感じます。 人員不足による連勤、 体調不良でも休めず、 業務過多により[…]
いちいちストレスを噛みしめないで良いから原因と対策を調べよう
立ち直ったあとになってみると、
嫌な気持ちを引きずったままの人と比べてみて、
とことん感傷的じゃなかったなと思います。
自分が傷ついたという事実がある限り、傷つけた相手が居ます。
でもその人たちを恨んでも仕方が無い。
嫌いだし許せないけど、
「なんであの人たちはあんな言動をしたのだろう??」という、
その心理についてとことん考えました。
そして相手が取った行動に全然共感しなくてもいいので、
「あの人はこういう人間だからこういう思考でこんな行動したんだな」というのを理解だけします。
相手は悪くないけど自分とタイプが合わなくて、という場合もありますが、
私の場合は意地が悪い人や陰湿な人にけっこう狙われました。
自分が世の中に対応できないというより、
世の中には信じられないくらい未熟で意地悪で弱い人間がいる、ということを知るのは大事なことです。
これが実際当時読んでた本で、
精神論ではなく、「どういう人間とどういう人間がいて、何故あなたはそうなったのか」ということが論理的に書かれています。
ほか、加藤諦三さんの本も、人の心理がよく書かれているため、昔からよく読んでいました。
適応障害になってしまったら、
名前の通り『適応できなかった自分』を責めがちですが、
相手が悪かったらそれこそ事故にでも遭ったようなもの。
他人を押し退けたり追い込んだりすることでしか生きていけない人も世の中には存在します。
今回はあなたは運が悪くそれに当たってしまったというだけ。
修復不可の場合、危険な人からはすぐ離れる!
世の中には自分の想像を超えるような幼い考え方や言動をする人がいます。
「あの人がこうしてくれてたら私はこうならなくて済んだのに」じゃないんです。
立ち直れない人は終わっても尚、相手に求め続けています。
ある意味、
「相手が自分の望む人格になって自分の望む行動をしてくれないとモヤモヤする!」という、
あなたを傷つけた相手と同じようなエゴだと思います。
相手の生き方や性格は変えられない、
上記のように心理の本を読んでもらえばわかりますが、
育った環境による生き方や考え方って、なかなか変わらないんですよね。
だから願うだけ無駄。
無駄中の無駄!!!
そしてそんな相手を更生させるのがあなたのやるべきことでもないはず。
そうとなれば、
相手には意地悪い人格のまま生き続けてもらいましょう。
傷つけ、傷つけられるストレスの多い生活してればいいのです。
ということで自分に起きた事故(相手)がどんなだったか原因を理解したら、
次はそれを踏まえて『自分がどうするか?』です。
一番良いのは、距離を取ること。
仕事を辞めたくないのであれば異動をお願いする、それが叶わないなら転職をする。
私は結局転職をすることにしました。
転職はたくさんしてきたので普通の人よりは転職に抵抗が少なかったというのもありますが、
同じ環境にいて他人を改めさせることはできないので、
当時は負けたみたいで嫌でしたが自分が去りました。
結局、転職によって、
当時の職場と違って人間関係が最適で、休みも多く、
仕事以外のことを心身ともに楽しめる環境に行くことができました。
何年も経った今でも、
仕事が終わって帰るときに「今日も1日楽しかったなあ」と思うような素敵な職場です。
そして
今の自分の生活満足にしたら、
自分が適応障害になったほど辛かったことや大嫌いだった人たちのことを思い出しても何とも思わなくなります。
むしろ今の職場に出会うために必要な出来事だったとさえ思います。
嫌いだったあの人たちと自分、
どっちが正しいかなんて考えても仕方無い。
どっちかが負けないと終わらないのでは永遠に平行線、
決着がつくまで相手のことばかり考えてないといけません。
相手をずっと恨む気持ちが消えないのは、
どこかでまだ「こんな私にしたあいつら」という思いがあるから、
自分自身の現状に納得してないのが大きいでしょう。
だけど厳しいことを言わせてもらうと、
病気になって何年経ちました?その間何やってきました?
病院行った、薬飲んだだけじゃなくて、
事実をとことん考えたり、新しい環境に移る行動は充分しましたか?
苦しんで這い上がってしまえば、
こんな出来事踏み台だったよって笑って話せるようになります。
アパレル辞めたい原因トップは人間関係! どう乗りこなすか。
適応障害になってしまうほど人間関係に苦労したのは、運が悪いか相手が悪いか、
事故みたいなもんって思いますが、
全部終わってみて客観的に考えれる今になって、
「自分にも何か悪いとこはあったかな?」って考えたんですけど、
強いて言うなら、思考の『柔軟性が無かった』かなと思います。
自分と衝突する相手は勿論ながら自分と真逆の神経の人です。
だから「私の方が正しいってば!」とどれだけ叫ぼうと伝わるはずもなければ、
それなりの時間を一緒に過ごしたわけでもなく、
いわば『解り合えなくて当然』でありながらも、
私たちは自分が気分を害した時点で相手と決着をつけようとするところがあると思います。
良くも悪くもアグレッシブ過ぎたのかもしれません。
相手にも自分の望むような行動をしてほしがるというか・・・・
自分に攻撃してくるあの人もこちらにそれを求めますし、
そうやって人間関係の摩擦は発生します。
だから受け流せばぶつからないで済む。
『負けるが勝ち』って言葉ありますよね。
勝とうとしないって大事だと思います。
今でも合わない人は居なくないですが、
気を病んだあの時の1000倍マシと思えばこんなのカワイイもんです(笑)
余程修復不可能そうではない限り、
相手の心理を考え、自分が相手に相手に対してどう立ち回るか考える
・・・ということをするようにもなりました。
適度な距離を置きつつ、
笑顔でのらりくらりとかわしながら、
時が経つのを待つだけですが、
それでも1年経てば気にならなくなってくるんですよね。
その時間を重ねてるうちに、
お互いに良い一面を見ることもあったりして、
どこか部分的にでも認め合えたりして、
少なくともはじめよりギスギスしなくなります。
アパレルという仕事上、社内の人間だけでなくお客様もですが、
関わる人間が多いのでストレスと隣り合わせの仕事ですよね、
でも、克服してしまえばすごい処世術を身に着けたような気がしますよ。
過去に2回適応障害を発症。うつ病との違いと私の原因 私は、今まで適応障害で二度休職をしています。 適応障害とは、生活の中…