アパレル販売員のヘッドハンティング~私の体験談①~

現在のヘッドハンティング事情

 

今、アパレル業界ではヘッドハンティングは逆に盛んになっています。

 

企業はコロナ禍でたくさんのスタッフを失い、

再スタートを立て直したい企業は、

厳しい中で生き残るために優秀な販売員が欲しい。

一言で言うと『ブランドイメージに合い、尚且つ売る能力もありそうな人』を探してます。

 

人気ブランドやラグジュアリーブランドなどは、

しょうもない求人誌やサイトに求人を出してしまっては、

企業の要望に満たない人が「我こそは!」と応募してきてしまいます。

 

そのすべてを履歴書チェックして、面接して・・・という手間を省くために、

『優秀な人材を募集している企業』は人材紹介をしてくれる会社にある程度の要望を伝えて、

ふさわしい人を探してもらいます。

ショップ店員のヘッドハンティングはそんなに『スゴイ事』ではない

ヘッドハンティングは、募集企業が直接声を掛けるのではなく、

募集企業から依頼された人材紹介の会社の人が、

お客さんのふりをしてお店を回って接客を受けて探したりしています。

 

だから、よく「ヘッドハンティングされた」というとすごく驚く人がいますが、

・ある程度名前が知られてるショップ(売上云々はあまり関係なくて最低限の知名度)

・スタッフレベルが全体的にやや感じが良い

というお店であれば、だいたい「ヘッドハンティングされた」というスタッフはチラホラいます。

 

ヘッドハンターも、履歴書的に少しだけ「映える」店を選ぶので、

そういった店で働いてる人はチャンスが常にあると思います。

 

ショップ店員がヘッドハンティングされた、というだけでは別に凄くありません。

「募集してる企業のイメージに合いそうだから、面接受けてみない?」とヘッドハンターに言われただけ、に過ぎません。

直接ブランドの人間から誘われたというわけではないのです。

 

ヘッドハンターに声を掛けられたのに、

いざブランドの面接は受けたものの落ちた、ということもあるので

本当に自慢して良いヘッドハンティングとはスカウト先に受かった場合のみ、です。

 

「原宿を歩いててスカウトされた」ということと、「そのあとジュノンボーイのコンテストで優勝した」の違い。

あくまでもヘッドハンティングはきっかけを得ることです。

 

アパレルのヘッドハンティング=怪しい!としか思われない

私は20年以上アパレルで働いて、

今までに3回ヘッドハンティングをされました。

そのすべてが、店舗への電話でした。

 

ヘッドハンティングのもので最もメジャーな方法だと思います。

 
ヘッドハンター
先日あなたに接客をされた者ですが・・・

と切り出され、「あなたのような優秀な販売員に是非紹介したい会社(ブランド)がある」と持ち掛けます。

 

知らない人からいきなり電話で「ウマい話があるよ」と言われても、

正直、警戒心しかないですよね。

 

私もはじめはそうでした。

その上、勤務中の電話。

周囲にはあなたの様子を気に掛ける同僚や上司がいる。

そんな中で転職だなんて、ナーバスな話、出来るはずがありません。

私の周囲でヘッドハンティングを受けた人も、その電話で断ってしまって、

そのヘッドハンティングは白紙になることが多かったです。

私もはじめの2回はそうでした。

 

周囲に聞かれてるかもしれない焦りや怪しさから、

 
転職はしんません!間に合ってますんで!

みたいなことを言って慌てて電話を切っていました。

今思えば、そんな若かりし頃の自分をブン殴りたいです(笑)

 

安い給料で環境も悪い中で働いてた時期もあるけど、

さっさと見切りつけて、

若いうちに良い条件で転職していれば、

その後の給料の伸びが全然違っていたからです。

そもそもヘッドハンティングは何故『勤務中に電話でスカウト』が多いのか

「先日あなたから接客を受けた者ですが・・・」なんて言うくらいなら、

どうしてその場で言わない?!という疑問も湧きますが、

やっぱり販売員からすると、

内容が内容なので実際接客の延長で交渉されると気まずいですよね。

 

周囲のスタッフの視線に耐えられなくなり、

販売員も話をすぐ終わらせようとしてしまうでしょう。

 

それでなくとも、

『ヘッドハンティング』というもの自体まだ販売員たちにはあまりよく知られておらず、

ある日突然自分の番がやってきてしまうと、

驚くし、怪しいし、逃げ腰になる人がほとんどです。

 

せっかくスカウトしたい人に断られては話にならないため、

『仕事以外の時間にアポを取る』という目的にして

後日しっかり話ができるように、まずは軽く要件を伝えるだけの電話という手段を取ります。

 

しかし、初めての電話だと

大手のブランドの募集である場合、「どこの面接を受けてほしいのか」すら言わない。

「人を募集している」ということにネガティブなイメージがある日本なので、

誘うほうも『どのブランドが募集してるのか』なんて易々と教えてくれないのです。

 

また、他にもいくつか求人を持っていて、

スカウトした相手にどの会社がマッチするか、

どの会社の面接に受かるか、

わからないからあえて詳細を伏せておく、というのもあります。

 

つまり、

知り合いでもない人から、

『言えない情報が多々あるけど何かありげなことを匂わせる電話』って感じです。

もう、怪しさしか無い(笑)

そんな雰囲気だからヘッドハンティングの電話って怪しく感じるんですよね(笑)

 

3回目のスカウトで私が受けた電話はこのタイプ。

人材紹介の会社名も名乗らない、募集してる企業名も名乗らない、

まさに怪しさしかありませんでした。

 

しかし、ふと思ったのです。

まあ、話だけ聞いてみても良いのかなと。。。

ヘッドハンティングされたときの電話対応

先ほども書いたように、スカウトを受けてる最中、一番気になるのは周囲の目です。

しかし、ヘッドハンティングされたからといってすぐ転職を決めるわけではありませんし、

『もしも今より良い条件があるのであればそちらで働きたい』と思うのは、労働者として当然の気持ちだと思うのです。

 

今の会社にも良いところはある、やりがいはあるかもしれない、

でも

「給料が●円UPする」「労働条件がかなり良くなる」ということがあれば、

それで転職する人を責めれるでしょうか??

じゃあ今の会社も給料上げるなり、労働条件良くするなり、すればいいのです。居てほしいのなら。

 

労働者の当然の権利というか。

だからこれは裏切りとかではありません。

「見比べるために話を聞くだけ」です。

 

そもそも、ヘッドハンティング会社という外部の人間が見て、

自分のことを優秀そうだと思ってくれたのであれば、

話を聞くくらい、良いのではないか?と思いました。

 

それによって第三者から見た『私の市場価値』というのも知りたかったからです。

ヘッドハンティングしてきた人は、

私にどの企業を紹介してくるのだろう。

 

箸にも棒にもかからない人間を企業にスカウトしたりはしません。

 

となると、

それが今の自分の価値に「やや近い」ということだから、気になりますよね。

 

初めてのその電話でヘッドハンターに転職についてあれこれ質問されましたが、

やっぱり勤務先で勤務中に転職の話をするのは気まず過ぎるので、早く切るために

 
今勤務中なので、詳しい話は出来かねます。私の連絡先を教えますので、●日(次の休み)に改めてお話し伺っても良いですか?

と言いました。

 

勿論、ヘッドハンターにとってもそのほうが良いのです。

店舗に電話してくるのはそれしか手段が無いから仕方なくそうしてるだけで、

『あなたと話すきっかけ』を手に入れたいだけですし、

販売員側もヘッドハンティングというものが『より良い条件で転職するきっかけ』になるのです。

そして、

その第一歩がこのヘッドハンティングしてきたヘッドハンター、もしくは人材紹介会社の人との面談なのです。

(ヘッドハンターと面談する担当者は別の人になる可能性もあります)

 

後日、その面談では、私の場合はヘッドハンティングしてきた人ではなく、

その人材紹介会社の社長と面談になり、

私に提案されたのは、アパレル業界トップのラグジュアリーブランドでした・・・

(ブランド名は書けません)

 

今の職場に不満はありませんでしたが、

20年以上アパレルでやってきた者として、

誰もが知る憧れのブランドの面接を受けるチャンスを貰えたのがビックリでした。

働くか働かないかは条件次第、試験のつもりで受けてみよう!と、

軽い気持ちで受けることにしました。

(ここから先の実話はまたいずれ書きます)

スカウト経由の面接、こんなところが良い!

自分で求人に応募するのでなく、

スカウトされて面接を受けるということが何故良いのか。

①ヘッドハンティングされた=第三者が見てふさわしいと思ったらしい、ということで説得力がある

②面接のあらゆるサポートや企業との交渉をしてくれる

③受かれば、お給料は最低でも今以上で考えてもらえる

この3点が大きいです。

だから人材紹介の会社の担当者であるエージェントを通したほうが絶対に良い転職が出来ます。

私自身、30代からはエージェント経由で転職をしてお給料を上げてきました。

それこそ、上手に転職をすることで一社にいる昇給よりも早いスピードで上がります。

 

その第一歩であるエージェントとの面談はそんなに構えなくても大丈夫で、

だ自分が今までやってきたことやこれからの希望を伝えれば良いだけです。

転職の世話を一部始終してもらっても絶対に料金は発生しません。

完全無料!

というのも、

募集したブランド側が人材紹介の会社に「こんな良い人紹介してくれてありがとう」という御礼のお金を払うから、

あなたは1円も払わなくても良いのです。

 

エージェントは基本的にその御礼がお給料に上乗せなるので、

あなたが面接に受かるよう徹底的に協力してくれます。

 

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どうすればショップ店員がヘッドハンティングされるのか

まず、はじめにお話ししたように、

働いてるブランドにある程度の知名度(売れてなくても、名前を聞けば「知ってる」という人が多い)がある。

 

それと、

店のスタッフレベルがそこそこ感じが良い店(感じ悪くてやる気が無くて店員の覇気が無い店でそもそもスカウトしません)であればチャンスはあります。

 

私の場合、

スカウトしてきた人は2人組で店に来て私の接客を「見ていた」とのことで、

接客された本人ではありませんでしたが、

いつ来店してどの接客を見たのか聞いたら、確かにその日私が接客をした中で心当たりがありました。

ニーズの確認やコーディネート提案をしっかりできたお客さんでセット買いしてもらっていたときでした。

 

しかし、ヘッドハンティングしてきた人は、

今まで20年以上アパレルをしたという私の経歴や、その中の実績を知らずにスカウトしたのです。

逆に言うと、

そこまでの経験や実績が無くてもヘッドハンティングされることはあるかもしれない、ということ。

 

普通に疑問で、「どうして私をヘッドハンティングしたのですか?」と聞いてみました。

すると大きく2つの回答がありました。

・提案が具体的で的を射たものであり接客内容が良かった

・良い接客をしていると気づく声と雰囲気(動きなども含む)

ということでした。

だから、普通に毎日店頭で、時々良い接客してればこういうこともあるってことです。

 

ちなみに『声』はかなり大事ですね。

良い接客していても声が小さければ、近くに潜んでるであろうヘッドハンターに聞こえない可能性が高いからです。

今の職場に危機を感じてたり、良いブランドがあるんなら働きたい、

でも自分でブランドや条件でアパレル探して応募するほどの気概は無いよっていう人、

今の職場で頑張りつつ、

ヘッドハンティングも視野に入れることでチャンスは来るかもしれません。

 

どう頑張ってもスカウトされない人はどうすれば良いのか

勿論、スカウトされない=転職できない人、市場価値が低い人、というわけでもありません。

 

たまたま、ヘッドハンターが見にこないような店に勤めてしまってる人や、

たまたまヘッドハンターのいる日にあなたが出勤してないとか、

とにかくチャンスが無い人、タイミングが悪い人っているもんです。

 

しかし数年に一回しか無いであろうものを、

首を長くして待ったところであなたは何歳になってるでしょうか?

ね、怖い。

そんなあなたに朗報です。

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ヘッドハンティングされそうな人も、一生されなそうな人も(笑)

まず登録して相談してみてください。

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とりあえず会員ということになっておけば、

良い求人があったときに優先的に連絡ももらえますので、

いざ、不景気で今の職場が大変なことになる前に、保険をかけておく意味でお勧めです( ゚Д゚)

繰り返しますが、

登録と面談とそのあとのフォローは全て無料!!!です。

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