ベテランショップ店員が教える、アパレル面接ってどんな服着て行くの?

ベテランショップ店員が教える、アパレル面接ってどんな服着て行くの?

今、『アパレル販売員になりたい』と思ってる方へ。

 

私は今まで、アパレルで10社近く転職しています。

受かった面接で15社くらい(断ったものも含む)、

落ちた面接も合わせると20社近くになります。

採用側になった経験もあるので、

数をこなすうちに、アパレルの面接のポイントが解ってきたのです。

 

その中でも今回は、

面接に着て行く服について書こうと思います。

 

アパレルの面接、何を着て行けば良いの?

 

一般企業ならスーツで間違い無いですが、

アパレルは何でも良いから迷いますよね。

とくに未経験者で今回アパレル初挑戦の方なんて

 
ダサいとマイナスポイントになって落とされるのでは、、、

という心配もよぎったり。

 

大前提として、

自分が行きたいお店の雰囲気に合わせる必要はあります。

そのショップでどうしても働きたいなら

面接前にショップに足を運んで、そのお店の服を買って着て行くのも効果的です。

 

また、買わなくても

お店の中に入って商品を見たりオンラインを見て、

自分の手持ちの服で似たものが無いか?を確認して、

なんとかそのブランドの雰囲気に近づけるように工夫しましょう。

面接で何を着て行くか?は

働きたい店の雰囲気によって違います。

例えば

カジュアルな店・・・・デニムなどカジュアルな服

セレクトショップ・・・・トレンドを盛り込んだ服装、

ラグジュアリーブランド・・・・黒や白や紺など色数が少なくシンプルなコーデ

デザイナーズ・・・・そのブランドっぽい雰囲気の服

初めての方にそこまで求められることはありませんが、

事前にそのブランドを調べて、それに寄り添った服装で行く時点で好感度は高まる、と言えますので

可能な限り頑張ってみてください!

 

ちなみに私は、

働きたいお店の服や小物を1点買って、身に着けて行きます。

(面接官が気づかない場合もあるので、面接で「これを買いました」と申し出ますw)

実際、

「もしその店に立ったとして、マッチする見た目か?」というのは

言葉を発する前に注目される第一印象であるので大事です!

 

私の場合、

ラグジュアリーブランドなど、高額で買えないブランドに関しては

シンプルなブラウスにジャケット、スラックスで行きますが、

変に「オフィスのOLスタイル」にならないように、BAGやアクセサリーや靴、

または髪型で、軽くオシャレ感を出します。

 

ジャケットスタイルと言っても、

白シャツにテーラードジャケットだとOLっぽくなるので、

ノーカラー(襟が無いジャケット)に、

中に着るブラウスも黒や紺を選んで

シックな中にオシャレさが垣間見えるスタイルを考えて着て行きます。

 

最近は第一面接がWEB面接であることも多いですが、

WEBでは全身映らないし、

二次や三次の面接と違って直接お会いするわけではないのでジャケットまでは着ません。

私の場合は黒や紺のブラウスで素材がテロっとしたキレイ目でシンプルなものにしていました。

服がシンプルな分、

画面越しでも顔が血色良くキレイに見えるよう、メイクはいつもよりもやや濃くしていましたw

 

ちなみに履歴書の写真は白の無地ブラウスが一番。

顔の下に白を着てると肌や表情が明るく見えるからです。

人気ブランドでお仕事探し

このように、服装一つ取ってもやや悩ましい業種ですが、

一生懸命考えても自信が無いこともあると思います。

 

例えばアパレルが初めてだったり、

経験者ではあるけど全く今までと違うジャンルのブランドだったり。

 

そのときは面接で

 
服のセンスには自信がありませんが、御社のお洋服を着て、みなさんからアドバイスを頂き、学んだことをお客様に伝えていきながら成長したいです

 

と言いましょう。

一緒に働く身としては、そう言われると嬉しいものです。

 

『オシャレな店員』というだけで評価はされない時代

遥か昔、2000年頃は『カリスマ店員』という言葉があり、

ショップの店員はオシャレじゃないとダメ!

買うならオシャレな店員から接客されたい!

という時代がありましたが、

今やオシャレしてスカして立ってるだけでは売れません。

 

だからセンスだのオシャレだのが何より最優先とか思わなくても良いし、

そこに価値観を置きすぎてる会社なんか、

私からしたら「売れなくて潰れても良いと思ってる長くない会社なのかな」と思いますw

 

実際、洋服屋は売れないと容赦なく撤退します。

私が勤めてきたお店も、残念ながらオシャレな店でも潰れました。

だから『オシャレ』が盛り上がるのなんてたかだか数年、

一過性のものに過ぎないと思っています。

 

むしろアパレル業者ではなく、一般のお客様くらいのセンスのほうが

逆に、お客様が親しみやすい雰囲気で寄り添ってアドバイスできたり、

信頼関係を結べるチャンスも多くて意外と売上も取れます。

 

だから入社したての新人は

裏を返せば、

服がわからないお客様に近い=親しみやすい ということでもあるんです。

それだけお客様から見て話しかけやすい親しみやすい存在ということ。

 

お客様から自然に受け入れられやすいということは

「私オシャレです!」とツンツンした店員よりも

接客をして売上を取るチャンスも多いのです。

 

ですから、今の時代は初めからオシャレである必要は無いし、

みんな入社してから、毎日服に囲まれていたら自然とオシャレになっていくので大丈夫です。

 

万が一、

「一人だけオシャレじゃなくて馬鹿にされたらどうしよう?馴染めなかったらどうしよう?」という心配があるとしたら、その必要はありません。

繰り返しになりますが、

オシャレであることより『売ること』が会社にとって良い人材で、

ダサかろうと陰キャだろうと、『売ること』が正義なのです。

 

会社とは、

売れたお金をみんなで分け合って生きてる組織なので、

売る人間を会社は評価せざるを得ないし、認めざるを得ないのです。

 

実際それでマネージャーまでのし上がった陰キャが居ますがw

彼はめちゃくちゃ売りますし、人柄も良いのでマネジメントも任されたのです。

彼を「ダサい」と馬鹿にしてきた『服好きオシャレ系』の人間も、今や彼の配下です。

 

よく面接で、

服のセンスを気にしたり、服が好きであることをアピールする人が居ますが

それって自分目線だけの狭い自己満に過ぎません。

 

そこを超えて、

センスというより努力と実力で、

売上面やマネジメント面で、会社に利益をもたらす人材になれば勝ちなのです。

 

服装は面接の入り口です。

選考に影響する大事さでいうと20%・・・多くても30%くらいのものではないでしょうか。

 

ですから、そこに100%重きを置くのでは無く、

面接内容についてしっかり準備する時間を取ってくださいね!

クリーデンス

iDA

error: Content is protected !!