陰キャや人見知りな性格はアパレル店員に向いていないのか?

人見知りな性格はショップ店員に向いていないのか?

何を隠そう、私は大の人見知りです。

独り単独行動が大好きで、友人と呼べる人間も少ない。

 

だけど、仕事で接客をするとなると一転し、

人が変わったように明るく社交的になれるし、質問上手になれます。

まるで憑依されたように言葉がどんどん出てくるのです。

 

ほとんどのお客様は、

私のことを「社交的で活動的で飲み会なんかも大好き!」という人間に見えるらしいようですが、

事実は真逆です。

 

飲み会は大の苦手で、4人以上は相当な覚悟が無いと無理。

いつの間にか飲み会も

『飲み会に誘っても来ないキャラ』の立場を確立してしまい、

今現在『飲み会に誘われないキャラ』に昇格しました。

 

素の自分ではないため、1日8時間も働くと猛烈に疲れます。

月10日と、アパレルにしては多い休みがあっても、

他人と会う予定は月に1,2回が限界です。

 

隠居という年齢でもないが、

人生の大半を一人で静かに過ごしていますし、

それに対して、寂しさや不安もあまり感じることはありません。

 

アパレルに興味はあるけど、

社交的ではないから自分に販売員が務まるのか、

そんな不安を抱えてる人がいたら、

こんな私でも20年以上続けて何度もトップを取っているので、ぜひ言いたい。

 
アパレル販売員に社交性は、必ずしも必須ではありません。

会話が苦手でも内向的な人間でも大丈夫!問題解決をしていくだけ。

お客様は何かしらの

『来店した理由』があります。

 

買い物を楽しみに来る方もたくさん居る中で、

「母にプレゼントで何か買いたい」

「去年コートを捨てたから、今年の冬着るものが無い」など、

目的や問題を抱えて来てるお客様も多く居ます。

 

それを聞き出し、解決するのも販売員の大事な仕事

そう、「売る」ことにネガティブなイメージを抱く方も少なくないと思いますが、

医者をイメージしてみて下さい。

実際私の接客は「お医者さんみたいですね。」と後輩から言われたこともあります。

それは一理あるかもしれない、と思いました。

 

販売員の役目としては、お客様の問題を解決した対価として売り上げが発生するのです。

だから、お客様と仲良くできるのも手段としては良いですが、

必須というわけではありません。

問題解決能力のほうがはるかに大事だと思います。

 

それに加え、「お客様とコミュニケーションを取る」ことも、

「今日何故買い物に来たのか?」「普段どういうことで悩んでいるのか?」など、

このお客様の何を解決してあげれば良いのか?

という接客のヒントをつかみやすいのです。

 

そこを話してもらえる距離になると、出来る提案が圧倒的に多くなります。

だから、質問力が大事!!

 

四六時中他人とつながっていなくても、インドアで内向的でも、

問題を解決することが楽しいと思う人や、

販売員として売り上げを上げたいという思いがあって、

それに対して正しく頑張ればアパレル販売員は充分可能でしょう。

 

独り遊びが得意なら接客は上達する!

独り遊びの代表格である映画や読書は、

言うまでも無く自分の内面を充実させたり、

いろんな視点の考え方を学べます。

私はヤフーニュースをくまなく読み、

問題に対する色んな意見を読み込むのも好きです。

 

おのずと自分の中で視野が広がり、

バリエーション豊かな言葉を会話にて使えるようになるのです。

 

また、「勉強」というほどでもないですが、ふと気になったことをすぐ調べます。

立ち読みやスマホなど、身近なもので構いません。

「今日接客で切り返せなかった素材の話、ちょっと調べてみよう」といった具合に、

疑問に対する答えを、ちょっとした時間の合間に解決しましょう。

 

このさりげない行動が、

雑談のネタのひとつになったり、

接客の題材のひとつになるので

人見知りだろうが何だろうが、

話すことは一応ある、という状態になります。

結果、話が続いたり、相手からも話が聞けたりするのです。

『接客』という日々の社交を冷静に乗り切る

そして何より、常時他人と関わることは疲れる半面、楽しいです。

 

日々、接客というショート・ショートを繰り返してるので、

良くも悪くもその1回1回にはプチドラマがあります。

 

それで心満たされたりちょっと疲れたりしながら、

休みはゆっくり過ごして疲れを癒しましょう。

 

アパレル販売員は、日ごろお客様やスタッフと、

コミュニケーション過多にならざるを得ません。

頭も体もハードに使う仕事だからこそ、

冷静にバランスを取りながら動ける内向的な人間はアパレルに向いている、と私は思います。

 

コミュニケーションは論理的に学べばどうにかなります。

(実践的な接客方法なら私のブログにもたくさん書いてあります。)

決して「人が好き」なわけではなくても、社交的でなくても大丈夫。

我こそはと思えば挑戦してみて下さい。

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