女の職場に疲れたら、メンズショップの女性店員になれば??
私が見てきて勝手に感じたことですが、
アパレルで働く男性は金銭的理由などで辞めていったり他の働きたい店があって辞めることが多いですが、
女性は人間関係で辞めた・辞めたいが大半です。
自分自身も、仕事自体は好きなのにいつも人間関係で悩む、ストレスが溜まる。
と思ってしまったり精神を病んでしまったりすることも多々ありました。
それが一気に解決したのが、
意外にも、『男性の中で働く』ということだったのです。
ほとんどのアパレルでは女性は女性の売り場で女性に囲まれて働く、
男性は男性の売り場で男性が集まって働きます。
アパレル業界で散々転職をしてきた私ですが、
今回もセレクトショップの女性売り場を希望して面接を受けていました、本当は。
ただ、そのときたまたまメンズの担当しか募集してないタイミングで、転職を軽く考えてた私は
という軽い気持ちで入社しました。
ところが、これが自分にはピッタリでした!
自分のような方向転換することで、ストレスを軽減できる女性もいるのでは、
と思って、
今回はメンズショップに勤める女性店員のメリット・デメリットについてお話ししたいと思います。
メンズショップに向いてる女性
今まで「メンズショップの女性店員」って、やりたくないイメージでした。
外から見てると、メンズショップの女性店員って、楽しく無さそうって思ってたんですよね。
話も合わない男達の中に放り込まれてアウェイ感出てるように見えて。
思えば男性と女性では仕事へのスタンスがけっこう違うので、
そこに対して合う合わないはあります。
だからメンズショップで働くことのほうが肌に合わない人もいるし、
私が今まで見て「楽しくなさそう」と感じた女性店員はそのタイプだったのでしょう。
逆に私は『男性の職場向き』だったと感じます。
①多少の成果は出したい
②意見は言いたい
③裏を読むとか察するとかめんどくさい
④成果に関係ないどうでもいいところは手を抜きたい
⑤他人にあまり興味が無い
⑥男性と通じそうな話がひとつふたつはある
こんな感じです。
共通事項がありそうな女性にはぜひ、メンズで働くことをお勧めしたいと思います。
では、メンズショップで働くメリット・デメリットです。
メンズショップの女性店員~メリット編~
①成果主義
女性は嫉妬する生き物ですし、みんな平等でいたい気持ちが強いので、
成果を出したり核心を突いた意見を言う人に対して冷たいなと思いました。
「横並びで平等」が好きなので、みんなが同じペースであるべき、
それを乱す=悪というイメージが強いです。
男性は感情論でなく、
成果として出た数字は認めざるを得ないという考えの人が多いように見えます。
だから褒めるまではしなくとも、
成果を出していたり根拠がハッキリとしてれば、
こちらの主張も問題なく聞いてくれると感じます。
また、女性の方が、
成果は重視しないけどそれ以外の部分へのこだわりや丁寧さは求められます。
ごみの捨て方とか整頓の仕方とか資料のまとめ方とか。
中には必ずお局的なこだわりやさん(売り上げはとれないのでそこでのみ輝く人)みたいなのが居て、あれやこれやと言いがかりをつけて幅を利かせます。
そんな人間に屈したくない人は男性と働いたほうがストレスは少ないです。
②あんまり他人に興味が無い
これも良いとこです。
女性の中には必ずといっていいほど、
他人を陥れたりスクープをでっち上げることで自分の地位を確立しようとする人がいます。
一社に1人は漏れなく分配されてるのではというくらい、とくに男性の目が無い職場では顕著でした。
男性は「他人がどーのこーの」って言う人、少ないんですよね。
言っても10分程度、暇なときに愚痴る程度でまったくそれを引きずりません。
どんなに意見が食い違って気まずくなろうとも、
次の日には何事も無かったように各自、
自分の仕事をしたりサボったりしてるわけです。
他人にこうあるべき、と求めることも少ないので、他人のサボりにも寛大ですw
知り合いが来てずっと喋ってても「まあ、自分もそういうときあるし」という考えの人が大半で、
みんな各々のタイミングで頑張るときは頑張るしサボるときはサボってる。
女性は「他人もこうあるべき」が強く、
その意見に賛同してもらえる人が多いほど自分の存在を確認できる・・・といった厄介な自己承認欲求が激しいからこそ色んな争いが起こるのでは、なんて思いました。
③毒舌や茶化しが揉め事の火種にならない
女性の職場では言い回しや言葉の選びでだいぶ苦労しました。
男性の職場ではお互いのことをいじったりしますし、
そういう冗談も普通に飛び交ってます。
私も言うし言われますが、何も気にならず面白がっています。
女性の職場だと「褒める」が鉄則なので、
ブラックジョーク的なものはまず通じないどころか不快がられます。
マイナス発言と捉えられ、、、
笑ってほしくて自虐なんかした日には、憐れまれたり気を使って必死で否定されたりと逆にややこしくなってしまいます。
「裏を読む」という不思議な特性を持った人も多数いるので、
言った意味と全然違う独特な解釈をされたりして、
同じ日本人なはずなのにコミュニケーションを取るのが難儀でした。
もう、「ネイル可愛い!」って言っとけば良いですよねwそれが一番無難。
そういう人は自分のオリジナルのこだわりを他人に「察する」ことも求めてきますが、
男性には言われてないことは「言われてない」と言えば納得してもらえます。
④ふざけてる
男は女性より精神年齢が低いと言われますが、
その良い点は「バカなことを本気で面白がれること」かなと思います。
例えば試着をするスタッフがいたら、女性ならみんなで褒めに集まるところですが、
男性はそのスタッフの服を隠したりマネキンに着せて本人が焦るのを面白がるとか、
小学生がやりそうなことで充分遊べます。
あと、男子といえば少年漫画。
少年ジャンプを筆頭に、私も「スラムダンク」「幽遊白書」「ドラゴンクエスト」「HUNTER×HUNTER」「鬼滅の刃」など、大好きなので、セリフを喋り合ったり技をかけ合ったりしてるうちに仕事もゲーム感覚でやれたりして面白くなってきます。
これは意外な効果でしたが、やってみたらノリにノレますw
『念能力』や『呼吸』を使ったり、少年漫画のあらゆる名場面を再現して遊んでるし、
気に入ったセリフなんか1日中言ってますw
本当にバカバカしいけどこれが面白くて、
「喋って笑ってるモチベーションのままゲーム感覚で接客に行ける」なんて、大発見でした。
仕事=常に必死で真剣にやらないといけないものではない、と思います。
ただでさえ苦しい仕事なので、遊びながらも売れれば良いやって思うし、
そういう心も無いと、しんどくてとてもじゃないけど続けていられないですね。
1日が終わって思い返しても、
「こんなバカなことで1日が面白くて平和だったなあ」と毎日思えます。
⑤つるまなくて大丈夫な程好いAWAY感
例えば女性同士だと、自分以外のところはプライベートで遊んだりご飯行ったって聞くと少し疎外感感じませんか?
仕事で気を使う上にご飯まで一緒に行きたくないものの、
行かないなら行かないで心配なことが発生します。
その場にいない人の悪口になる可能性もあるので、
「自分は何か言われてないかな?」と妙に不安になったり。
そこがメンズショップだと、
男同士がつるむ中に女性1人だけ誘われることもほぼ無いので誘われなくても何とも思いません。
疎外感を感じるまでもなく元々別物ですし、
そんな中でも気が合う人とタイミングが合えば自然に個別でご飯に行くことはあります。
気分がのらなければ「やめとくわ」と言いますし、言われますし、
それでも自分の感情や相手との関係にひとつも支障がありません。
総合的に見て、
仕事の内容以外で気を揉むことが無いのでほんとにラクです。
メンズショップの女性店員~デメリット編~
①女性の体力や体調への理解が少ない
では逆に、メンズショップで働いていて困ること、ですね。
私は毎月生理痛がひどくて立っていられず休むほど大変です。
女性の中には男性に「生理」と言いづらかったり、
言われた男性もうろたえたり、毎月のことなのにそんなこと気にしてたら毎月憂鬱です。
女性が生理をきちんと伝えないと、
生理=無いものとされて、通常通りの働きを求められるからです。
ずっと頭とお腹の痛みと吐き気と異常な眠さとの闘いで・・なんて、男性には解ってもらえない。
一緒に働くからこそ、
生理痛がどんなものであるか、PMSも含め、知っておいてほしいと思うので私は毎月正直に言いますが、
逆に恥ずかしがられたりされて「本当に解った?」と聞きたくなることもあります(笑)
基本的に男性は優しいので、無理はさせられませんが、
やっぱりそこは女性同士より壁があるのは否めません。
まあ、そもそもしんどいので生理のひどい日は基本的に欠勤しています。
②お客さんに好意を持たれる
これはメンズショップあるあるですが、
こちらは接客業なので多少気さくに笑顔で話しますが、
今まで女性とあまり接してこなかったであろう男性は勘違いする人も出てきます。
そして毎月通い詰められ、必要以上に居座るようになります。
服のアドバイスをする仕事なのに、
ちょっと違う空気で、お話することを強く求められているのが解るときがあります。
すると「何なんだろう、この時間・・・」ってなります。
女性と喋りたいならお金払ってキャバクラに行けば良いし、
そういうつもりで来るんなら別料金払ってほしいとすら思います。
ときにはLINE渡されたり食事に誘われたり・・・
正直、めんどくさいです。
とか言いますが、
断ったら断ったで気まずいのか、そういう人はまぁ来なくなりますね。
フラグ立ってる人に対しては(笑)深すぎず浅すぎず絶妙な距離感を考えながら接するので疲れが増します。
そういったことから、良い関係性を続けれる顧客さんは作りにくいです。
「好かれてしまった」ことへの気苦労はなかなか私にとってしんどいものなので、
以前はバリバリ顧客主義でしたが、
『親密な顧客さんを作らないで売る』という方向に転換しました。
顧客さんをいつ何時もあてにできるわけではないことは心もとないですが、
それはそれで「はじめまして」の人にも高確率で売って満足してもらえてリピートしてもらえる接客をする技術は身についたかと思います。
男の職場と女の職場は全然違う!
このように、男の職場と女の職場での違い、メリット・デメリットはありますが、
私は総じて良かったと言えます。
よく言われるように
「仕事は人生の3分の1の時間を占めてるので人生の幸福度にも直結する」ということです。
その人生の幸福は私にとってはある程度の自由と、暮らしていけるくらいのお金と、仕事を遊べていることでした。
必ずしも辛いことに我慢して神経を病んでまで居座ったり、出世を目指して無理をすることでもありません。
こんな時代だからこそ、
改めて個人がどんな環境でどの程度の責任で、
どういうスタンスで働きたいかしっかり考えることで
ストレスが今より減る道を選べるかもしれません。
それがアパレル業界であってもそうじゃなくても。
仕事があることは幸せですが、その仕事でボロボロになっていては本末転倒です。
なんならどの会社にだって「安全」は無い時代、
いつ潰れるかわからないって思えば転職しちゃっても良い気もしますよ、
在籍中にちゃんと次探しながらですけどね!
その際はぜひ、賢くエージェントに登録して水面下で転職活動しましょう!
お客様全員が『汚客』に見える人の原因と改善法 X(旧Twitter)を見てると、 客はどいつもこいつも汚客だああああ!!! と、ヒスってる同業者をたくさん見かけます。 そのたびに私は思ってました。 […]